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仕事を探すうえで、「駅近」は魅力的な条件の一つとなります。そのため駅近な介護施設は、そうでない施設に比べ応募者が増えがちです。一つの求人に対し、多くの求職者が集まることもあるでしょう。競争率が上がれば、それだけ採用基準も厳しくなります。通常であればすんなり採用してもらえるスキルや経験があったとしても、不採用になってしまうケースもあるでしょう。採用時に限っていえば、駅近なことがデメリットになってしまうかもしれません。
都市部にある駅近施設のなかには、駐車場が確保できないなどの理由から、 マイカー通勤を不可としているところもあります。公共交通機関での通勤に不慣れな人にとって、通勤手段が限定されるのは不便に感じるかもしれません。また、マイカー通勤が認められていたとしても、職場に駐車場が完備されているかどうかはまた別の話です。職員用の駐車場がない場合、自分で駐車場を契約することになります。駅周辺の駐車場は料金が高く設定されているケースも多く、経済的な負担を感じることもあるでしょう。マイカー通勤を希望の場合は、事前に状況を確認しておくと安心です。
普段はほぼ定刻通りに移動できる電車ですが、外部環境の影響を受けやすいというデメリットもあります。遅延・運休が発生するケースとして挙げられるのは、悪天候や人身事故、車両トラブルなど。大雨や大雪、台風となどの悪天候は事前に予想できることもあり、ある程度の対策は可能です。しかし、事故やトラブルに関しては対策が難しく、代わりの交通手段を用意できないないこともあるでしょう。状況によっては、 始業時間に間に合わない日もあるかもしれません。急なダイアの乱れにも落ち着いて対応できるよう、施設への連絡方法や代替交通手段の確保など事前に考えておく必要がありそうです。
線路沿いに位置する介護施設の場合、電車の走行音が気になることもあるでしょう。特に、静かな環境で集中してケアを行いたいと考えている人にとってはストレスになってしまうことも。駅近な介護施設は通勤に便利な半面、騒音が気になるというデメリットも発生しそうです。ただ、たとえ線路沿いであっても、防音対策がしっかり行われている場合、外部の音を気にせずに済むケースもあります。音に敏感な方は、面接時に状況を確認しておくのも一つの手です。
利用者が介護施設を選ぶ基準