介護施設を選ぶ際のチェックポイント

設備や医療制度

介護施設を選ぶ基準は立地だけではありません。例えば、施設内の設備が充実しているかどうかも重要ですよね？設備が充実していればしているほど費用も高くなるので、きちんと考慮しなければなりません。共用設備として浴室などの基本設備以外にも、食堂や理美容室、茶室、ガーデニングといった設備がある施設も増えています。
また、医療制度も確認しておく必要があるでしょう。有料料人ホームは直接医療行為を受けることはできませんが、提携医療機関が設けられているのでその内容が自分に合うかどうかを確認しておかなければなりません。緊急時の医療体制や夜間の対応、診療科目の範囲など、細かい部分までチェックしておきましょうね。

食事内容

食事内容も気になるところです。食事は生活を豊かにするための重要な要素なので軽視してはいけませんよ。パンフレットに掲載されている写真だけで判断するのではなく、どこで食事を摂るのか、利用者の味の好みは反映されるのか否か、量の調整は可能かどうか、来客用の食事はあるのか、別途料金の有無などをしっかり確認しておきましょう。食事に対するクレームで最も多いのが「美味しくない」というものです。食事は毎日摂るものなので、それにストレスが溜まるようであれば生活の質は著しく低下してしまいますよ。

スタッフや施設長の人柄

設備の充実度も大切ですが、利用者の対応にあたるスタッフの人柄も重要です。どれだけ設備が立派でも、スタッフに笑顔がなく冷たい雰囲気が漂っているのなら意味がありませんよ。また、介護施設の責任者である施設長の人柄も大切です。スタッフが笑顔で働けるかどうかは施設長の人柄にかかっているといっても過言ではありません。どのような理念を持ち、利用者やスタッフに対してどう接しているのかを確認しましょう。

人間関係や情報公開

介護施設は利用者同士で集団生活を送る場所です。そのため、人間関係のトラブルが起きる可能性もあります。そこで重要なのは、一緒に生活をすることになる入居者の様子です。元気に明るく生活しているようであれば問題ありませんが、表情が暗くつまらなそうに生活しているのであれば危険です。そういった人達は心にゆとりがなく、新しく入居してきた利用者に対して冷たくする可能性が高いです。また、施設のサービスそのものに問題がある可能性も高いでしょう。こういったことはパンフレットやスタッフの説明からは見えてきません。施設見学や体験入居の際にしっかり見極めるようにしましょうね。
最後に、どれだけ多くの情報を公開しているかをチェックしましょう。民間経営の介護施設だと、経営状況が悪ければ倒産する恐れがあります。資料を可能な限り集めて、信用できる施設かどうかを判断しましょう。