駅近の介護施設に入居するメリット

通いやすい立地がいい理由は？

介護施設を選ぶ際の基準として設備やサービスの充実度、費用などが重視される傾向にありますが、それと同じくらい大切なのが立地です。利用者本人にとって最も生活しやすい環境であることが重要ですが、自宅や駅から近い介護施設を選ぶメリットはどういったものでしょうか？

自宅から近いメリット

まず、自宅に近い介護施設を選ぶメリットとして挙げられるのは面会に行きやすい点です。利用者本人にとっても住み慣れた地域で生活することができますね。自宅とは違う環境で生活するためホームシックに陥る可能性もありますが、自宅から近くて家族が頻繁に訪問できるのであれば不安も少なくて済みます。また、自宅と介護施設からの距離が遠い場合、自宅から荷物を運ぶ必要がある際に手間がかかりますし、利用者も家族に相談するのをためらってしまいます。でも、距離が近ければそのような心配はいりませんよね？また、住み慣れた地域なので普段から散歩していたコースをそのまま利用できるなどのメリットがあります。近所に住んでいた顔なじみの知人とも気軽に会えますね。
利用者の家族としても、緊急時にすぐ訪問できるので安心感があります。入居するまで毎日顔を合わせていたために、入居後もこまめに会いたいという人も少なくありません。様子を見に行くのに宿泊を必要としない点も、費用面を考えるとありがたいですね。利用者本人だけでなく家族の精神的な不安も軽減されることから、自宅から近い介護施設を選ぶ人が多いようです。

駅近のメリット

交通の便についても考慮しなければなりません。自宅から近い場所にある介護施設に入居できれば問題ありませんが、住んでいる地域によっては近隣に施設がないケースも考えられます。その場合は自宅から離れたところに入居する必要がありますが、そこで重要なのが駅近かどうかです。自宅から公共交通機関で行きやすい場所にあるなら、家族は面会に行きやすく入居後のケアもしやすいですよね？もし、駅から離れたところにある場合は家族が訪問しにくくなり、疎遠になってしまうかもしれません。家族と疎遠になることで精神的に落ち込み、生活の質が著しく低下してしまう高齢者も少なくありません。そういった事態を避けるためにも、駅近の介護施設を選ぶ必要があるわけです。家族が車を持っている場合は、周辺の道路状況も加味しておく必要がありますよ。いずれにせよ、訪問しやすいかどうかで利用者とその家族の安心感が変わってきます。